リスバカ日誌2

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エゾリス、ナキウサギ、野鳥などの写真で綴る移住者の日記

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餌付け現場を見てしまったが、何もできなかった

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気になっていたことの、現場を見てしまった。
前から、この場所のエゾリスが人に近づいてくることが増えたと思っていたが、やっぱりこれだったか。






当事者は、右の白く飛んでいる高齢の男性だ。
前から大声で名前を呼びながら(エゾリスに名前を付けているらしい)エサ袋を持ち歩いていたが、
実際にエゾリスが寄っているのを見たことがなかった。
 
しかし、今回は長い間、エゾリスにエサをやっている様子を観察できた・・・
観察していてはいけないのだが。

小さな子供がうれしそうにエゾリスを見ていた。
「今度は南瓜の種持って行こうね」と母親らしき人。

高齢の男性が自慢する。
「今日は少ない方だ。子供入れて10匹来たこともある」

これは、ほのぼのとした光景なのだろうか。
後でエサを確認したら、ナッツ類のようなものが木の根元にあった。

この場所を管理しているところは、黙認なんだろうか。
実は、この写真を撮る10分ほど前に、この場所を管理している人がこの高齢の男性と話していた。
遠くだったので、何を話していたかは全くわからない。
ただ、こうやって平気で餌付けしているのだから、黙認しているのかもしれない。

いつのまにか、ギャラリーが何人か寄ってきた。携帯カメラ持ってエゾリスを写し出す。

「オレは8時から9時ぐらいまでいるから、また寄ってみて」
とまた自慢げにこの高齢の男性が言う。エゾリスを自分の子供代わりに思っているのか、
それとも思い通りに支配しているという優越感なのか。


警戒音だと思っていたエゾリスのあの音だが、単なる興奮状態なのか、と思い始めた。
このときエゾリスを撮っていたら、木々から例の警戒音を継続して発する個体があった。
最初は、「巣でもあるのかな」と思っていたが、どうも違う。

じっとしていると、木から下りてきてこちらの様子をじっとうかがう。
そして、2m以内まで近づいてくる。カメラはピントが合わない。
自分の前を横切ってまた近づいて・・・
これを延々と繰り返す。

これは、あきらかにエサがあるかもしれないと思っているのではないだろうか。
とにかく逃げない。

以前、子リスが人間というものを知らずにこちらまで駆け寄ってきたことはあったが、
その時は母リスが注意していたと記憶している。


結局、どうやって注意すればいいのだろうか。
餌付けありきのカメラマンなら、注意もしやすいが、こういう一般の人たちに難しい
ことを話してもヘンにトラブルの元になってもいけないと身構えてしまう。

なんか、ものすごくストレスを感じてこの場を離れた。
この場所でエゾリスを撮り始めて12年目になるが、こんなにひどい状況だったとは
思ってなかった。

野生動物が市街地で共存するというのはなかなか難しいと思う。
人を恐れなくなったら、車に惹かれたり、人家の軒裏に巣を作って迷惑をかけたり
とかあり得るわけで、餌付けしていたらそれこそ人間を恐れなくなってしまう。

札幌でも事情は全く同じ。というか、もっとひどい。
この問題、なぜもっと取り上げられないのか不思議だ。


エサをやっている限り、エゾリスの生態はわからない。
タンポポの葉っぱ、オンコの実、キノコ、どんぐり、クルミ、松ぼっくり、などなど
食べ物は多種多様で、それらをどう食べているか観察するのも楽しいはず。

カラスに勇敢に立ち向かって追い払ってしまう、子を守る母リスの強さとか、犬には
めっぽう弱いとか、エピソードは事欠かない。


いずれ、ここを管理している人にこの問題について意見を聞いた方がいいのかもしれない。
自分も撮影しているといっても、きちんと管理している人と話したわけではない。
撮らせていただいたのだから、何かお返しすることがあれば、と思う。

こういう餌付けしている人たちを頭ごなしに怒っても解決しないと思うので、別の方法で
何かできないか、ちょっと考えてみる。

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by koppel055 | 2014-06-15 23:18 | エゾリス | Trackback | Comments(0)