リスバカ日誌2

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エゾリス、ナキウサギ、野鳥などの写真で綴る移住者の日記

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秋の美術館めぐり

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                   美瑛・新星館3Fからの眺め

今日は久しぶりに遠出。
しかし、写真を撮りに行ったのではなくて美術館めぐり。
寝坊して家を出たのが朝7時半過ぎだったが、三笠ICまで高速を使うと富良野・美瑛は近い。
途中で朝マックしても2時間あまりで上富良野の後藤純男美術館へ。

その後、「まん作」さんでそばを食べて美瑛の新星館を見る。
話し好きの館長に捕まって(苦笑)、2時間半ほど滞在して帰宅。ちなみに帰りも2時間ちょっと。
札幌からちょうど良いドライブコースだ。





後藤純男美術館は、後藤純男氏が20年以上前に自ら上富良野に移住し、生活しながら
今も絵を描き続けているというアトリエ兼美術館だ。もちろんアトリエは非公開だけれど。

きらびやかな大作が多く展示されており、奈良と京都の風景画が多い。
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                  土産代わりに買った絵はがきの複写1;吉野の桜

その絵を眺めるのも好きなのだけど、一番好きなのは百済観音の絵だ。
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                  絵はがきの複写2;法隆寺・百済観音

残念ながら、絵はがきではこの絵の良さは5分の1も表現できない。
というのも、線の描き方の違いが絵はがきでは全くわからないからだ。

実際は、百済観音の縦の輪郭線、特に左側がとても強く描かれていて、意志の強さの
ようなものを感じさせる。

一方、右に見える腕などは少しボワーッとおぼろな感じなので、縦の輪郭線が浮かび上がる
感じなのだ。

右下に見える金の後光のような光がなんとも神々しい。
空からヒラヒラと舞い降りたんじゃないかと思うぐらい。
美術館の中で、この本物の絵と対峙していると涙が出そうになって困った。
仏像の絵なんて、どんなに描いても本物は超えられないと勝手に思っていたけれど、
この絵は本物の仏像以上の力があるような、そんな気がしてしまう。

正直、この絵だけ見られればあとはどうでもいいぐらい。

8月に見に行った東山魁夷展もそうだけど、絵は実物を見ないとその良さ、すごさがわからない。
特に筆先のタッチというか、塗り方や線の描き方は絵はがきなどにすると驚くほど劣化してしまう。

いつか本物のすばらしい絵を手元に置けたらいいなあ、と思うけど、貧乏人には永遠に無理だろうな。
もちろん小さな絵でいいんだけど・・・

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                    開店時に行ったので混雑することなく食べられた

昼は上富良野町内の「まん作」さんで。豚おろしそばと黒豆ご飯を頼んだのだが、ご飯がちょっと硬かった。
圧力鍋で炊いたふんわりした雑穀ご飯を食べたことがあるので、できればそんなふうだといいんだけど・・・


そして、美瑛町の新星館へ。上富良野から車で15分ぐらいと近い。
ここは、大阪の個人収集家が開いた私設美術館で、須田剋太の絵・書と島岡達三の焼き物を展示。
須田剋太も奈良と縁のある人で、北海道にいながらにして上富良野の後藤純男美術館とこの新星館
に行けば、奈良に行った気分になれる(苦笑)。ま、そんな目的で行く人は自分ぐらいやろけど。

新星館の館長さんは、名物館長さんと言ってもいいかもしれない。
いろんな話を聴かせていただいたが、ここでは書けないことがほとんど(笑)
世の中には、いろんなウラの話があるものだと感心した。

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                     もらったパンフレット

この美術館、実は写真撮影OKらしい。家に帰って、いろんな人のブログを見ていたらそう書いていた
人がいた。確かに撮影禁止の張り紙はどこにもなかった。一言断って撮れば良かった。

須田剋太は、油絵だがとても個性的な絵だと思う。脂ぎったパワーというか、エネルギーを強く
感じる絵を描く人。書も同じような印象。きっと豪快な人だったんだろうと思う。

焼き物のことは私にはさっぱりわからないのだが、島岡達三の作品の中で目に付いたのが
藍色のような鮮やかな青が出た焼き物だった。「塩釉」(えんゆう)という技法を使うらしい。
なんと、塩が釉薬の役割をしてその青色が出るのだそうだ。


さて、この2つの個性的な美術館、どちらも赤字だそうだ。2つともすばらしく、私のように1日
つぶせるぐらい見応えがあるのに、札幌から見に来る人は少ないらしい。まあ、私はおかげで
じっくり絵を見ることができて幸せだけれど、赤字で閉館されても困るのでもう少し見に行って
ください~

ちなみに、2つとも入館料は1000円。「高い」と言われれば高いですが、いい絵を見るとその日の
気分がとても良くなります。
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Commented by なおなお at 2012-09-19 16:12 x
ご無沙汰しています^^
前回訪問後、少しブログめぐりをしていませんでした。先の方 きちんと餌づけはダメだと分かって改められたのですね。よかったです^^

17日、私もこの界隈に行っていました。
行きに後藤純男美術館の前を通ってナキちゃんのところに^^
何だかたまに近くをウロウロしているみたいなので、今度こそはお目に掛れるといいなと思います。
Commented by koppel055 at 2012-09-20 07:41
おはようございます~

ナキちゃんへはこの道通ると近いですね。
今年はまだ暑くて秋の雰囲気なかったでしょうね。
私は寝坊したので写真撮りに行く気分にはなれなくて、
美術館巡りになってしまいました。

今週は日曜も仕事だし、来週も土日に仕事が入る可能性もあるので
やきもきしています。

お会いする機会がありましたら、よろしくお願いします(^^)
by koppel055 | 2012-09-17 23:49 | 旅行 | Trackback | Comments(2)