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リスバカ日誌2

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エゾリス、ナキウサギ、野鳥などの写真で綴る移住者の日記

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滝坂の道を歩く

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正月の話を今頃書くのもなんだが・・・

親の用事につきあう予定が、急遽中止になったので、滝坂の道を歩いてきた。
何せ朝中止を言われたので、準備する時間がない。

慌てて家を出てバス乗り場へ。
走ってギリギリ間に合った。

バスに乗ってる乗客も、ハイキング客が多そう。そしてみな私より年配だ(笑)

30分ほどで忍辱山(にんにくせん)に到着。ここから歩き始める。




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忍辱山のバス停付近は、売店があるが、開いてなかった。昼食をどうするかなにも
考えてなかったので焦る。この先バス道はないので、店なんかないだろうし。峠の茶屋
以外は店らしい店はない。

忍辱山は、円成寺の別名。約1000年の歴史があるそうだ。
ご本尊を拝観したいと思ったが、先を急ぐのでそのまま通り過ぎる。

バス道を横断すると、石畳の道がしばらく続く。

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しばらく歩くと、少し開けて素朴な仏さまが現れた。

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どこか微笑ましいかわいらしい仏さま。

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しばらく歩き続けるが、石仏とは出会わない。やがて、細い舗装道路に出て、しばらくは
舗装道路を歩き続ける。しかし車とも出会わず、誓多林というまた難しい名前の集落へ。
道がわかりにくいので、カバンの中にはiPadが入っていた。ハイキング地図のpdf版
があったのでダウンロードして入れてあったのだ。時々iPadを取り出して道を確かめ
ながら進む。

この集落の外れにあるのが峠の茶屋だ。
江戸時代から続いており、店内は芸能人やアナウンサーの色紙などがいっぱい貼ってあった。

ただ、外観はなかなかレトロなので、写真もちょっとレトロ風にいじってみた。
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ちとやり過ぎかな006.gif


ここできつねうどんを頼んだが、なんと店内に大きな犬がいる。冬だから室内飼いしている
のかもしれないけど、ちょっと獣の匂いがするのは困った。ご飯食べるところだからちょっと・・・

さて、この茶屋を過ぎるといよいよ山道。


少し険しい道を過ぎて現れたのが地獄谷石窟仏。

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実際は暗くて肉眼ではほとんど見えない。写真で見てようやくわかる程度だ。
平安末期に作られたらしく、これも古いものだ。
どんな人たちがどんな思いでこの山道を通っていたのだろう。


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これは通称朝日観音。朝日に照らされるからそんな名前が付いたらしい。
昼過ぎに通っても何もありがたみがないのだが、こんな大きな岩を彫り込んだという
のもすごいもんだな。

このあたり、下り坂がずっと続く。

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意外に早く山道を降りて高畑界隈に入った。
この後もひたすら歩いて、大仏殿の裏手を通って家まで歩いて帰った。

歩数計が示した距離は、16.8km。久しぶりに歩いたなあ。
でも、下り坂が多かったせいか、翌日も疲れはほとんど残らなかった。
by koppel055 | 2012-03-04 18:06 | 奈良 | Comments(0)

by koppel055