滝坂の道を歩く
正月の話を今頃書くのもなんだが・・・
親の用事につきあう予定が、急遽中止になったので、滝坂の道を歩いてきた。
何せ朝中止を言われたので、準備する時間がない。
慌てて家を出てバス乗り場へ。
走ってギリギリ間に合った。
バスに乗ってる乗客も、ハイキング客が多そう。そしてみな私より年配だ(笑)
30分ほどで忍辱山(にんにくせん)に到着。ここから歩き始める。
忍辱山のバス停付近は、売店があるが、開いてなかった。昼食をどうするかなにも
考えてなかったので焦る。この先バス道はないので、店なんかないだろうし。峠の茶屋
以外は店らしい店はない。
忍辱山は、円成寺の別名。約1000年の歴史があるそうだ。
ご本尊を拝観したいと思ったが、先を急ぐのでそのまま通り過ぎる。
バス道を横断すると、石畳の道がしばらく続く。
しばらく歩くと、少し開けて素朴な仏さまが現れた。
どこか微笑ましいかわいらしい仏さま。
しばらく歩き続けるが、石仏とは出会わない。やがて、細い舗装道路に出て、しばらくは
舗装道路を歩き続ける。しかし車とも出会わず、誓多林というまた難しい名前の集落へ。
道がわかりにくいので、カバンの中にはiPadが入っていた。ハイキング地図のpdf版
があったのでダウンロードして入れてあったのだ。時々iPadを取り出して道を確かめ
ながら進む。
この集落の外れにあるのが峠の茶屋だ。
江戸時代から続いており、店内は芸能人やアナウンサーの色紙などがいっぱい貼ってあった。
ただ、外観はなかなかレトロなので、写真もちょっとレトロ風にいじってみた。
ちとやり過ぎかな
ここできつねうどんを頼んだが、なんと店内に大きな犬がいる。冬だから室内飼いしている
のかもしれないけど、ちょっと獣の匂いがするのは困った。ご飯食べるところだからちょっと・・・
さて、この茶屋を過ぎるといよいよ山道。
少し険しい道を過ぎて現れたのが地獄谷石窟仏。
実際は暗くて肉眼ではほとんど見えない。写真で見てようやくわかる程度だ。
平安末期に作られたらしく、これも古いものだ。
どんな人たちがどんな思いでこの山道を通っていたのだろう。
これは通称朝日観音。朝日に照らされるからそんな名前が付いたらしい。
昼過ぎに通っても何もありがたみがないのだが、こんな大きな岩を彫り込んだという
のもすごいもんだな。
このあたり、下り坂がずっと続く。
意外に早く山道を降りて高畑界隈に入った。
この後もひたすら歩いて、大仏殿の裏手を通って家まで歩いて帰った。
歩数計が示した距離は、16.8km。久しぶりに歩いたなあ。
でも、下り坂が多かったせいか、翌日も疲れはほとんど残らなかった。