人家のない場所で車が動かなくなる
白糠の道の駅から車を走らせること1時間弱。国道から離れて海沿いの道道を進む。
厚内という漁港を通ってさらに海沿いの人家も何もないところを進むことになる。
この日は寒いけど穏やかな天気で、海がきれいだった。でも、どう撮っていいのかわからない。
船でもあれば良かったけどあいにく何もなかった。
さて、道道を進むとさらに道が分かれている。
海沿いの道を選ぶとそこは砂利道。
もう18年前にレンタサイクルで走ったことがある道。
この海沿いの砂利道が好きで、今まで何度通ったことか。
厚内の町を過ぎてから何kmも走っているが、人家は1軒もない。
砂利道は急な坂がある上、凍っているのでFF車で苦労しながら登る。
しばらくすると昆布刈石展望台へ。崖の上にあるような展望台で、下を見ると怖い。
道は、このまま尾根伝いに進んでいく。
不思議なのは、対向車が1台も来ないこと。
いくらひなびた道とはいえ、以前はたまに車が来て行き交うことがあった。
その代わり、遠くで車の音がする・・・
展望台から500mほど進むと、突然道が荒れ始めた。
雪が深くなり、クロカン車しか通らないような深い轍。
最初は雪が緩んでいて無理矢理進めたが、急に固く凍った轍となり、車は轍にはまって
右に大きく傾いた。そこで万事休す。
車にトラブルが起きなかったのが救いだけど、動けなくなったので仕方なしにJAFを呼ぶ。
こんなところでも携帯が通じるのはありがたい・・・
しかし、恥ずかしいわ。
へんぴなところで立ち往生したので、JAFが来るまで1時間半近くかかった。
その間何もすることもできず、ただ穏やかな海を見ていた。昼時だったけど、飯も食えず。
結局、電動ウインチで引っ張ってもらって脱出。
聞くと、工事中だったR336がさらに伸びて道道とつながったんだそうだ。
来た道を引き返して道道に戻ると、なんと1kmもしないうちにR336との合流点にたどり着いた。
遠くに聞こえていた車の音はこの道を走っていた音だったのだろう。
R336を進むと、先ほどの砂利道との交差点があるが、なんとそこは車止めがついていた。
どうやら砂利道は廃道扱いだが、昆布刈石展望台は浦幌町の観光名所でもあるので
そこだけ行けるようにしたのかも。
とにかく、この日は出張だというのに回る予定のところに行けなくてさんざんだった。
まぁ、こんな失敗も仕方ないか。
後あとの仕事のこととか考えながら、ポツーン、ですね。
しかしすごい景色ですね~。
こんなところで車が動かなくなったら泣いちゃいそうですが、写真は本当にすごいです。
だから失敗したんでしょうね。
アポの時間まで少し余裕があったので海沿いの道を選んだのですが、
余計なことしなきゃ良かった、と思いました。
天気が悪かったら不安になったかもしれませんね。
何せ札幌近郊の国道で数年前に死亡者が出るほど吹雪いた
こともありましたので冬は怖いです。
スタックしてJAFのお世話になるとは災難でしたね。
私が行ったときは地面が見えない積雪路でしたから、おそるおそる進んでいきましたけど、写真のような状態なら私も突っ込んでいってJAF呼ぶハメになったかもしれません。
コメント、トラバありがとうございます。
いちおう仕事だったので、少し焦ったのが間違いの元でした。
仕事なら最初からR38通ってればいいんですけど(苦笑)
冬はどこで落とし穴あるかわかりませんね。
会社の車も、自分の車もFFなので雪が深くなると怖いですね。